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金剛頂寺(こんごうちょうじ)は、高知県室戸市元乙に位置する寺院。龍頭山(りゅうずざん)、光明院(こうみょういん)と号す。宗派は真言宗豊山派。本尊は薬師如来。四国八十八箇所霊場の第二十六番札所である。 室戸市周辺では西寺とよばれる〔東西に対峙している第二十四番札所の最御崎寺を東寺(ひがしでら)と呼ぶのに対し、西寺(にしでら)と呼ばれ、津照寺を津寺(つでら)と呼ぶ。〕。 本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか ご詠歌:往生に 望みをかける 極楽は 月のかたむく 西寺のそら == 歴史 == 寺伝によれば、嵯峨天皇の勅願により大同2年(807年)に空海(弘法大師)が薬師如来を刻んで創建したという。『南路志』(江戸時代の土佐の地誌)所収の寺記によれば、大同元年、唐から帰国途次の空海が当地に立ち寄り創建したとされる。同寺記によれば、嵯峨天皇、淳和天皇が勅願所とし、住職も十代まで勅命によって選定されたという〔『日本歴史地名大系 高知県の地名』pp.110 - 111〕。 延久2年(1070年)の「金剛頂寺解案」(こんごうちょうじげあん、東寺百合文書のうち)によれば、当時の寺領は現・室戸市のほぼ全域にわたっていた〔。 中世には長宗我部元親が寺領を寄進しているほか、土佐藩主山内家の祈願所とされた。明治32年(1899年)の火災で伽藍を焼失し、現存する堂宇はその後の再建である〔。阿南室戸歴史文化道の指定を受けている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金剛頂寺 (室戸市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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